舌磨きのやり方!正しいタイミングと回数とは?
毎日舌磨きを習慣にしている人も多いと思います。
舌磨きはやり方を間違えると不快な口臭の原因になったり、
重大な病気を引き起こすこともあります。
舌磨きの正しいやり方や注意したいことをご紹介します。
舌の状態について
「舌は内臓をうつしだす鏡」ともいわれ、舌の状態を知ることは大切です。
舌を出してみてください。
どんな色をしていますか?
健康な舌はうっすらと白い色をしています。
舌全体や舌の奥の方が白く厚くなっている場合は、
体が冷えていたり、慢性胃炎の人に多い舌の状態です。
これは口臭の原因になっている可能性が高いです。
まったく白くないのも問題で、強いストレスを感じていたり、
神経衰弱であることが考えられます。
舌苔とは?
舌に白く付着しているものを「舌苔」(ぜったい)といいます。
これは舌についた食べかすなどの汚れに細菌が繁殖したものです。
ある程度の舌苔は口の中にとって必要なものですが、
過剰な舌苔は不快なガスを発生します。
本来舌の汚れは唾液によって洗い流され、臭いを発生することはありません。
しかしなんらかの体の不調によって、唾液の分泌が抑制されたり、
細菌が増えたりすることで舌苔が付いてしまいます。
舌苔による口臭を予防するためには舌磨きが有効です。
舌磨きの正しいやり方
舌ブラシを使う
まず舌の状態を確認します。
舌の状態は毎日変化するので、舌が白く汚れている時だけ舌を磨きます。
舌を出して、舌の奥の方に軽くブラシを当てて手前に動かしていきます。
その都度ブラシについた汚れを洗い流し、2~3回繰り返します。
舌を磨くときにえづきやすい場合は、舌磨きの時に数秒だけ息を止めてみましょう。
オエっとなりにくくなります。
綿棒を使う
舌ブラシだと力が入ってしまうという場合は、綿棒を使うという方法もおすすめです。
綿棒を濡らして舌の上を優しくなでます。
力が入りにくく使い捨てができるので衛生面でも安心です。
磨くタイミングと回数
舌磨きをするタイミングは歯磨きの前が適しています。
また一日の中でも朝磨くのが効果的です。
夜寝ている時は唾液の分泌が減少するので、朝起きた時は舌の上に大量の細菌が繁殖している状態です。
朝に1回ごく弱い力で磨くようにしましょう。
注意したいこと
舌磨きをいうと歯ブラシを使っているという方が多いです。
歯ブラシは自分が感じる以上に力が入ってしまいます。
強い力でゴシゴシこすると、舌の表面に傷がつき味覚が麻痺したり
将来的にガンになる可能性も指摘されています。
また1日に何度も舌を磨くことも避けたいですね。
舌苔の付き方には個人差があります。
また舌苔の原因については、ストレスによるものや口腔内の乾燥などさまざまです。
アルコールや喫煙も一因になるといわれています。
舌に負担をかけない正しい方法で舌磨きをして、口臭を軽減していきましょう。